高齢者シーティング日記

高齢者に対するシーティングについて実践例や考えたことなどなど

タイヤ交換

車いすのタイヤが古くなっていたので、交換しました。

シーティングと関係ない!と思われるかもしれませんが、タイヤが劣化することでブレーキの効きが悪くなったり、自力駆動が難しくなったりもするので「快適に座っていただくために」ということで。

 

〈使用した工具〉

19mmのスパナとボックスレンチ(メガネレンチやスパナでも可能です)

 10mmのスパナ

タイヤレバー 2本

空気入れ

 

①タイヤをフレームから外します(外さなくても作業は可能ですが、外してしまった方が簡単だと思います)

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レンチで固定しながら内側のナットを回して外していきます

②バルブのロックナットを外します

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③タイヤレバーを使用し、タイヤをリムから外していきます

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中のチューブを挟んでしまわないように注意してください

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近すぎず、遠すぎない距離でもう一本のレバーを差し込んで手前に引くと外れていきます

④リムからタイヤが外れたら、チューブを引っ張り出します

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⑤古いタイヤを完全に外し、新しいタイヤに入れ替えます

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タイヤの片側はリムから外れている状態です

⑥バルブをはめて、少しだけ空気を入れてふくらませます(チューブがねじれてタイヤに入ってしまうことを避けるための一手間です)

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空気を入れすぎると後の作業が難しくなるので、調整してください

⑦タイヤの中にチューブを入れていきます

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チューブがねじれないようにまっすぐ入れるようにします

⑧チューブをスライドさせるようにリムにはめていきます

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⑨リムとタイヤでチューブをはさまないようにバルブ部分からタイヤをリムにはめていきます(パンクの原因となります)

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バルブ部分のところがはまったら、ロックナットをしめて固定すると良いです

⑩タイヤをリムにはめ、車いすに組み付けて空気を入れます

車いすへのくみつけは外した際と逆の工程になります。

空気を入れる際はタイヤ横に表記している空気圧を確認してください。

タイヤを空転させてみて、タイヤがぶれたりするようならチューブがまっすぐ入ってないかもしれませんので確認してください。

 

以上でタイヤ交換完了です!

作業時間は慣れれば1本10分以内で終わると思いますのでぜひやってみてくださいね。